マイクロマウスの勉強に使用した書籍紹介

2020年6月7日

マイクロマウス関連記事のまとめはこちら。

ここまでに電子工作や工作で使用している工具の紹介をさせていただきました。今回は、マイクロマウスを製作するにあたって参考にした書籍の紹介をしていきたいと思います。

前回までの紹介記事はこちら




マイクロマウスに直接関連する本

苦しんでつくるマイクロマウス 前編 Kindle版

ユニバーサル基板を使用したライントレーサーロボットの作成やプログラムを書いたことがある、マイクロマウス以外のロボット競技をやっていてマイクロマウスの入門をしたいという方にとって最高の本なのかなと思っています。

私自身、マイクロマウスを作るにあたってとても参考にさせていただきました。モータやマイコンなどは違うものを作成しましたが、作るうえでのポイントや細かい技術等が盛り込まれているのでとても参考になると思います。初心者向けではないように感じたので、機械設計やはんだづけ、工作を一度もしたことがない方は、キットで勉強を先にした方がいいと思います。

マイクロマウスではじめよう ロボットプログラミング入門

株式会社アールティさんのクラシックマウスサイズのキット「Pi:Co Classic3」を生み出した人が執筆したと噂の本です。とある専門学校、大学では教科書として使用されているという噂も来たことがあります。マイクロマウスの内容とマイコンの内容が深く書いてあるのでとても参考になります。また、RX631マイコンの参考書、マイコンの周辺回路や機能についての参考書としても使うことができるお勧めの本です。

私も電子工作をする際にお世話になりました。電子工作やマイクロマウスを始めたいという方はPi:Coとこの本を購入して入門するのが一番手っ取り早く勉強ができるのではないかと考えています。マイクロマウスの内容に関しては既知区間加速の実装方法の例なども載っていたので初心者以外にもおすすめだと思います。

自宅に一冊はほしい本です!

プログラミング関連

リーダブルコード より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック

この本はとある方に良いコードを書く上で気を付ける点やテクニックはないかと聞いてみたところ紹介をしていただいた本になります。
前提として、マイクロマウスのソースコードは膨大になりがちです。そのため、可読性の高いプログラムを書いていかないと後で見直したときや訂正をしたいと考えたときに変数名や関数名、コメント等をわかりやすくしておかないと問題を発生しやすくなります。初めて作成したマシンのソースコードを久々に読み直そうとしたところ何をどこでやっているのかわからない、変数名がわかりづらい等あり、パンドラの箱になってしまいました。解読するのに時間をかけるくらいなら新しいやつを書いた方が早いというレベルです。
このように、可読性の低いソースコードにならないようにするために読んでみることをおすすめできる一冊です。

プログラミングコンテストチャレンジブック [第2版] ~問題解決のアルゴリズム活用力とコーディングテクニックを鍛える~

競技プログラミング用の本になりますが、アルゴリズムや構造体の参照に使用しています。いろいろな問題に対する回答例が載っているので、何かプログラムを書くときに参考にしたりしています。やっているといろいろなアルゴリズムの書き方や問題に対する回答を考えたりと頭の体操や実装方法を学ぶことができます。

 

さいごに

私が普段、参考にしている書籍の紹介をさせていただきました。少しでも参考になれば幸いです。次回は、STM32 + LLAPIでSPI通信をする話を書いていきたいと考えています。